家庭動物は人間が作り出したので、「自然のまま」でというのが
詭弁だと書いてあるブログを読んだ。
私は先代の子の時にホメオパシーの獣医さんに出会った。
今、クレアが通う動物病院の先生も基本的には
動物の自然治癒力を活用する先生なので、やたらめったらと薬を処方しないし、
飼い主にこういう方法もあるけど、どうしますか？
と聞いてくれる。
私は今はクレアに対して、その姿勢でいる。
外科的な治療はいるかもしれないが、それ以外はクレアと
そこに生存する常在菌や免疫力で何とかなるだろうというものは
見守ることにしている。
特に生食をするようになって、塩を摂るようになって、
何が病気を引き起こしているのかも、知る機会も増えた。
今、「フレンドの遺言状」という女性獣医師が書いた本を読んでいる。
愛犬が若くして癌になった。
何が原因なのか？をしらべたら、ワクチンにその原因が多く占めている
ということが書かれている。
そして、ペットフードについて。
そこには「自然のまま」であること（ワクチンなどを接種しない）
ドッグフードの歴史はまだ５０年ほど、それ以前のペットたちは
残飯を与えたれていただろう。
そんなことが書かれている。
私がトレーナー業を辞めようと思った理由のひとつに、
私の立場が公的な場、多くの犬が集まる場ということで
ワクチンを接種することを勧める立場であると認識したからだ。
発がん性が含まれるドッグフードを食べている子より
ワクチンを過剰接種した子の方が短命だとこの本にも書いてある。
かなりショックだ。
獣医が推奨する某有名ドッグフードメーカーには防腐剤などに
発がん性物質が含まれている。
それは調べるとすぐに出てくるだろう。
それに、人間もだけど、薬の副作用が慢性化して、治らない病気になる。
薬と病院と離れることは出来なくなる。
もし、避妊や去勢手術をしない、自然のままを否定するのなら、
何故、トレーニングの中で、モーターパターンを意識することが出来るのだろうか。
モーターパターンは本能とは少し意味合いが違う。
その犬種に備わっている生まれ持った性質というか、特徴。
二年前に初めて聞いたこのモーターパターン。
シェパードにも独自のモーターパターンがある。
それはミックスでも現れる。
私の今は自然を生かしたいと思っている。
発酵ももともと植物などに備わっている菌の力。
クレアの備わっている力、私の中に備わっている力。
それは不自然なものではないのではないか？
自然に、生まれつき持っているもの。
そこを最大限に生かしていきたい。
そのために出来るだけ、外部からのものは避けたいと思うようになった。
ワクチンも投薬も。
しなければ、体内で起こらない反応、症状があるのだから。
それが起こらなければ、元気で健康に暮らせる。
そう思うようになった。
犬を預ける、トリミングに出す、ショーに参加する、イベントに連れて出る、
ドッグランに連れて行く、これらは全てワクチン接種が義務づけられている。
それをしていないと、預かれません、トリミングできません、
しつけ教室には来れません、そして、犬たちは原因不明の
慢性病になり、重症化すれば、病院から薬から離れられなくなる。
その原因を一番大切である自分のパートナーに強要したくないと思った。
そして飼い主さんたちに強要する立場でいるのが、いやになった。
そこを重視している人とは距離をとることにした。
すると「自然のまま」という人を信用できないと言い出した。
もう関わることはないかな、と思った。
その人にどう思われようと私はクレアを守るのだ。
自然の、私たちに備わっている力を、菌たちを私は信じるのだ。
